我が家に甲斐犬がやってきた②
子犬を譲っていただくことにした私たちは、舞い上がる気持ちを必死に抑え必要最低限の子犬の飼い方などを教えていただき、バッチリメモをとり子犬を用意してきたダンボールに入れブリーダーさん宅を後にしました。
子犬の車中での様子はというと、呼吸が少し荒くガタガタ震えながらジッと座っていて心配になりましたがしばらく経てば落ち着いて寝てくれるだろうと思い放っておきました。
が、震えがおさまる様子は全くなくクンクンと鳴きがひどくなってきたので一度高速のSAで休憩をとることに。
ちょっとした芝生の広場があったのでそこに下ろしてあげようと思い抱きかかえようとすると、よっぽど怖かったのか「キャンキャーン」と子犬とは思えないデカい声で鳴いたので、仕方なくダンボールごと芝生に下ろしてあげました。
すると、車中での様子が嘘だったかのように生き生きと走り出し、ついでに排泄もすませだいぶ落ち着いたようなので車に戻り再出発。
また呼吸が荒くなり震えだしクンクンと鳴きだしたので、助手席に座っている嫁の膝の上に連れて行くといくらかは落ち着いた様子だったので、そのまま一気に自宅に帰還。
(車中での子犬の様子は夫婦共々子犬の様子にテンパってしまい1枚もナシ。笑)
自宅へ着きさっそくリビングへ放すと・・・
ソファー横から全く動かず。
30分以上その場を動かず座ったまんまウトウト眠りはじめた。
この時『銀』は、見知らぬおじさんおばさんが急にやってきて得体の知れない乗り物に長時間乗せられ得体の知れないところに連れてこられ、恐怖と不安でいっぱいだったのだろう。
しばらくそっとしておこうと思ったが、あまりにその様子がかわいそうだったので我慢できずそっと抱いてやると人肌のぬくもりに少し安心したのかやっと眠り始めた。
とりあえず我が家での初日は用意していた子犬用のケージには入れずそのままそっとしておくことにした。