真夜中の大惨事
深夜4時頃
「ガシャン・・ガシャンガシャン」
「クーンクーン・・クンクーン」
少し家にも慣れてきたようなので、今日から子犬用のケージに入れて寝せていたところケージを揺らす音と銀の寂しそうな鳴き声が聞こえてきた。
しつけ本やネットなどで鳴いていても癖になるので絶対に行ってはいけないと書いてあったのを思いだし、かわいそうだが心を鬼にして放っておいた。
すると・・・
「ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!!」
「キャンキャン!キャンキャン!」
とだんだん声と音が大きくなり、しまいには
「ギャンギャン!!!ギャンギャンギャン!!!ギャーーン!!!!!」
と、子犬とは思えない程のけたたましい雄叫びをあげてきた。
これはやばい、ただごとではないとしつけ本に書いてあったことなど頭から吹っ飛び銀を寝かせてある部屋へ駆けつけた。
部屋に入った瞬間漂う異臭でだいたい予想はついたが、電気をつけて目の前の光景に愕然。
なんとケージの中が踏み散らかされた糞まみれ。
ケージの外にも無数の飛び散った糞。そして銀ももちろん糞まみれ。
我が子のおしめすら取り替えたことのない私には刺激が強すぎ数秒間フリーズしたが、銀の「早くここから出せー!!」と言わんばかりの鳴き声にすぐに我に返り寝室でノンキに寝ている嫁をたたき起こした。
現場に戻り銀を抱きかかえ風呂場へ連れて行き隔離。
まだ寝ぼけ眼で何が起こったかよくわかってない様子の嫁にケージ回りの掃除を指示し自分は銀のシャンプー。
念の為にと買っておいた子犬用シャンプーが大活躍。
ひととおりケージの掃除が終わり銀を部屋に戻すと、さっきケージの中で暴れまくったのといきなり水と泡まみれでゴシゴシ洗われよっぽど疲れたのか、なぜかケージと壁の間に顔を突っ込みへそ天で爆睡。笑
その姿を嫁と二人で眺めかわいらしい姿に癒されながらも、生き物を飼うことの大変さを実感した出来事でした。