山歩き
今日は少し時間があったので、銀を山に連れて行き1時間程歩いてみた。
我が家は田舎にあるので、車で15分か20分ぐらい行けば本格的な山道へ入っていける。
甲斐犬を飼うにはもってこいの環境かもしれない。
山道の入口に着くと、初めての本格的な山だからか警戒心全開でしばらく立ち止まり耳をピンと立て、鼻をクンクンさせ辺りをキョロキョロ見渡し何かをチェックしているようだった。
気が済むと野生むき出しで走り始める。
2,30m先に走って行き、私から離れたことに気づくとダッシュで戻ってきてまた先に走って行く。
この無駄な往復を何回も繰り返すが全く疲れる様子はなく、それどころかだんだん山に慣れてきたのか急に山道から逸れ山の奥に入っていき時々姿が見えなくなる。
犬も山も初心者の私は、銀が見えないと不安になり口笛呼ぶと予想もしない所からガサガサ姿を現しドヤ顔で戻ってくる。
今のところ口笛で呼ぶとほぼ100%戻ってくるが、大人になり自立心が芽生え行動範囲が広がると当然口笛の聞こえない所まで行ってしまうだろうがその時はどうすればいいのだろう。
放っておけば勝手に帰ってくるのか、それとも遠くに行かないようにしつけなければならないのか、まだまだわからない事だらけだ。
今日も興奮しだすと勝手に遠くまで走って行きそうだったので、私が慌てて「銀待て!」と大声で言うとその場でピタリと止まり振り向きもせず私が近くに来るまでジッと待っていた。
お手やおかわりなどの芸は仕込む気はないが、せっかく甲斐犬を飼ったので山へ連れて行きノーリードで散歩したいと思い、待てと呼び戻しだけは厳しくしつけているが今日の出来は90点といったところか。
まだしつけを始めて間もないのにここまでできてしまうのはさすが甲斐犬だ。